悩みと問題の原理原則


課題の分離-悩み-山本真弓
アドラーの「課題の分離」を理解しよう


目次



 

悩みの原理原則



「やりたいことがあるけど、やれないこと」


じゃなくて、



本当はやりたくないことを、

やらなくてもいいように、

わざわざ困難や障害を持ち出してきたり、

わざわざ自分を忙しくしたり、

わざわざ自分を可哀想にしたり、

わざわざ自己否定したり、

わざわざ変えられないことを変えるフリをしたり、

わざわざ変える気のないことを変えるフリをしたり、

わざわざ他人の問題を自分の問題にしている。



それらが「悩みの原理原則」です。



悩みの原理は、


やりたいと思ってる奥で、本当はやりたいくない、と思っていること。



悩みの原則は、


できない正当な理由になることを、わざわざ持ち出してくることです。




たとえば、子供の成績が悪くて悩んでるとか、子供の交友関係に悩んでるとかは、悩みの原則の部分ですね。



自分がやりたいと思いながら、実はやりたくないと思っている何かがあるのが、原理の部分です。



原理と原則をつなげると、「自分のやりたくないことを、やらなくていい正当な理由が、子供のことで悩む自分」ということです。



子供のことじゃなくても、同僚でも、近所の人でも、通勤時間でも、理由は何でも同じです。



悩むメリットは、「やらなくていい理由になる」ってことですね。




簡単に言うと、


自分に避けたいことがあるから、いろんなことを理由にして、避け続けているということです。


私もこの原理原則を知った時は、ショックで自分に絶望しました。



私の場合は、


自分でやれば成果がでることを、あえて相手にやらせることで、「自分はやらなくていい理由」にしてたんですね。


表面的には、相手に成果を出させてあげたいって思ってるのよ。



そもそも「いい人に見られたい私」が、成果を取りこぼす替わりに、手柄を相手に譲ろうとしてる「いい人の私」を実現してるわけです。



私が自分でやらなかったのは、うまくいかなかった時、自分がどう見られるかを恐れていただけなんですけどね。



子供のことで悩んでる人も、お金がないことで悩んでる人も同じだよ。


自分が何かを避けるために、その悩みを持ってくるんです。


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こうして、悩む人は、悩んでることは違っても、全員同じことをやらかしています。



わざわざ頼まれもしない仕事や、家事や、育児や、雑用や、ママ友のLINEグループや、なんだかんだと自分を忙しくしたり、わざわざ自己肯定感が低いと言ってみたり、わざわざ子どもや旦那の問題の話を24時間365日し続けたりしています。



こうして悩みがあるうちは、何も進まないのね。


いえ、何も進めなくていいから、悩むんです。


子供が~、上司が~、あの人が~って悩んでたら、やらなくていいから。




だから、悩む人が一番にやるべきことは、


  1. 「やりたいのにできないと思ってることは何か?」を書き出す。

  2. 次に「できない」を、「やりたくない」に置き換えて読み返す。

  3. 次に「どうしてやりたくないんだろう?」の答えを書き出す。




こうして、


それをやってしまうと、どんな怖いことが起きると思ってるか?


自分が怯えていることを、まず自覚して、ショックを受けて、自分に絶望することが一番大切なんですね。



自分が今まで信じてきたことは、実は間違いだったって、認めることが一番重要なんです。


だけど、これができる人って、むちゃくちゃ少ないんです。



なぜか?



人間は自己重要感を大切にしてるから、惨めな自分を見たくないから。



本当に良きパートナーに出会って、良き仕事に恵まれて、良きチームワークの中で、自分のキャリアなり、事業を成長させたい「悩む人」に、私ができることは、たったひとつしかありません。



あなたに、自分の恐れているものは何か?に気付いてもらうこと。


悩んでるうちは、私はあなたをシカトし続けることしか出来ません。


なぜなら、あなたが恐れていることは起こらないからです。




 

問題の原理原則



今、目の前にある問題は、あなたが本来向き合うべき問題から目をそらすために起きているにすぎない。



簡単にいえば、


今の問題が示すものは、あなたが本当に解決すべき問題が別にあるということです。




たとえば、就活で連続不採用だった場合、解決すべきは、パートナーシップか、パートナーのことだということです。



試験に連続で不合格だった時、誰かのために合格しようとしていないか?



その人との関係で我慢している何かがあれば、悩みの原理原則と同じ、やりたいことをしなくてもいいように、不合格になってるということです。



あくまでもこれは事例ですけどね。



問題の原因のほとんどは、コミュ不全によるものなので、自分の思うような展開にならないなら、コミュに問題がある場合がほとんど。



子供や、自分以外の誰かのことで悩んでいる場合、あなたが本当に解決すべき問題(仕事、パートナーシップ、パートナー等)が未解決だということです。




これが、アドラーの言う


課題の分離

です。



自分の問題と、それ以外の問題を分けて考えられない場合、相手の問題を自分の問題にすり替えてしまうことで、本来解決すべき自分の問題を解決しない理由にしてしまいます。



○○だからできない


というものです。




問題のすり替えは、「できない理由」を作る基(もと)です。



そうすると、自分が振り回される人生を送ることになります。



人間は、できることや、本当にやりたいことしか結果を出せないし、それも、できることや、本当にやりたいことを、逃げる手段にしている時は、結果はでないからね。



山本真弓