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【餓鬼】プロジェストから外された鈴木くんの「テイカーの末路」


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人生に飛び級はない

※画像:チャーリーチャップリン「ゴールドラッシュ」/ライセンス:DMCA/出典:Wallpaperbetter




鈴木君(仮名)とお茶を飲んだ。


鈴木君は山田さん(仮名)のことを、自分勝手でケチだと言った。


それを聞いている私は、前から鈴木君のことを自分勝手でケチだと思っていた。



そして鈴木君は私を頭が悪いと言った。


その鈴木君は周りから頭が悪いと噂されていた。


だからプロジェクトメンバーから外されていた。



私は、話が面白くなってきたと思った。


そしてアメリカンをおかわりした。



鈴木君は、岡本さん(仮名)のことを「あれだから彼氏ができないんだ」と言った。


それを聞いている私は、以前から鈴木君のことを「それだからモテないんだ」と、ひそかに思っていた。



結局、私が鈴木君に言えない事を、全部、鈴木君が言ってくれていたのだ。



人の口を借りて言えないことを言う。


人生はまるで喜劇だ、チャップリン。




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今目の前にある現実が、どれだけ自分の心とリンクしているのか?


それがわかると自分自身の本質を肌で感じることができます。


自分の意識、感情、という心の部分が現実を作っているのなら、他人に厳しくしたり責めたりすることは、意味がないということがわかるのです。


鈴木君を責めているのは、他人を責める鈴木君自身。


そういう人は必ずといっていいほど厳しい現実を味わうし、現に鈴木君は厳しい局面にあります。


人間は、人間だから幸せになれるのであって、阿修羅、餓鬼、畜生の世界にいれば幸せになる権利を放棄しているのと同じです。


内側の自分が現実をつくっているのだから、自分を愛しく感じることが第一であり、その愛しく感じる自分は誰に何と言われたいか?


その人にまず、ありがとうを伝えることが否定想念から脱却できる第一歩。


口だけの感謝は何の見返りもないけど、理由のある感謝は恩恵になって戻ってきます。


 


人生は確かに喜劇だったよ、チャップリン。



山本真弓

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